世界遺産の温泉・温泉津の薬師湯は、日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の「オール5」を受けた100%本物のかけ流し湯温泉です。自然湧出で源泉脇。しびれるような心地良い「生の温泉」は、体を芯から温めてくれ、免疫力アップや未病対策に好評です。オール5は山陰では薬師湯だけです。

湯婆婆ブログ

英語の思い出

投稿日:2012年07月29日 / 記事カテゴリー:

私の英語の勉強は This is a pen. で始まりました。

母親が英文学科を卒業したことで、私の中学と高校時代の英語の授業はプレッシャーの連続でした。
英語嫌いになった理由は今でも鮮明に思い出します。
中学1年の最初の試験は95点でしたが、期末試験では90点でした。ほんのちょっとしたミスで、満点が取れなかっただけではなく、前期の成績より低い結果になってしまいました。その英語の成績について父親が母親に問いかけ、注意していたのが耳に入り、以来、私は英語の勉強に身が入らなくなりました。思春期であったのも運が悪かったのでしょうが。 お蔭で英語の成績とやる気は坂道を転げ落ちていったと思います。
この経験は「子供の成長は試験の結果や成績だけで判断しない」と、自分が子育てをする時に、反面教師として役立ちました。

これが私と英語の出会いでしたが、人生は思いがけない方向へ進むものです。
皮肉なことに、英語嫌いの私が夫の転勤で海外へ行くことになりました。最初はドイツのハンブルグでしたから、未知(未学習)のドイツ語でしたので、「行ってから勉強したらよい」と開き直ってドイツへ行きました。
ですがドイツからオーストラリア(豪州)への外地間転勤が決まった時は、「もう言い訳が通用しない」と、決死の覚悟で豪州へ乗り込みました。

とは言ってもやはり好きでない英語を話すのは気の進むことではありませんでした。
最初の頃は、どこかへ電話をするのでも、紙に話したいことなどをメモ書きし、相手が答えるであろうことも記述してから受話器を取ったものでした。
でもそんな都合の良い具合に会話は進みませんでしたから、すぐにそのような無駄な事はやめ、「ぶっつけ本番」、「当たって砕けろ」方式に変えました。

その頃に始めた事があります。それは毎日、5分間という短い時間からヒヤリングに挑戦する事にし、限られた時間だけ集中して英語を聞き、徐々にその時間を延ばしていくことをしました。
それと共にラジオ放送のトークショーを聞くようにしました。日によって人が変わるので、異なる声色や喋り方などを聞く事がヒヤリング力を培うのに良さそうだったからです。
最初は全く分からない状態でしたが、そのうち文章が切れて聞こえるようになってきてから、会話が楽しくなってきました。最初の頃、天気予報やニュースは聞きやすいので、大変役に立ったような記憶があります。

そして英会話の実践場所として、所属していたゴルフクラブで週2回、ゴルフをしながらメンバーとの会話で、英語力アップに挑戦しました。 豪州人メンバーも日本の主婦と同じで、前日のテレビ番組の話をしていたかと思ったら、子供のことやバーゲンの話になったり・・。
急に話題が変わるお喋りの変化や速さはいずこも同じだと思ったものでした。

そんなこんなで、ヒヤリング力がついてからは、私の心臓にも毛が生えてきたかのように、あまり気にせずに会話の中に溶け込むことができるようになりました。
そうなると外国での生活自体が、より楽しいものになりました。

ということで、私は語学をマスターするには「ヒヤリング力」の養成が最も大切ではないかと思っています。 
どうぞ皆様もラジオやテレビなどの番組や英語放送を活用して、英語力アップをされませんか?

特に英語は万国共通語なので文法的な間違いなどを恐れず、気にせず、まずは気楽に会話の中に入られたら良いと思います。 結構通じるものです。
海外の方との交流って、本当に楽しいですから、ぜひ、お試しください。
そして、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。