世界遺産の温泉・温泉津の薬師湯は、日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の「オール5」を受けた100%本物のかけ流し湯温泉です。自然湧出で源泉脇。しびれるような心地良い「生の温泉」は、体を芯から温めてくれ、免疫力アップや未病対策に好評です。オール5は山陰では薬師湯だけです。

湯婆婆ブログ

講演会を終えて

投稿日:2014年07月24日 / 記事カテゴリー:

昨日で今月の講演会を終えました。
今月はご縁をいただき、月初めと昨日の2回、お話をさせていただきました。

講演会の演題は、先方のご希望を伺いながら決めることにしています。

今月の講演会では、北半球と南半球での生活体験を、薬師湯の経営にどう活用しているか、
それに付随して、ものの見方・発想の転換などについてお話をさせていただきました。

また昨日の講演会は、「これからの温泉活用と入浴の注意点」というテーマにしました。

平均寿命から健康寿命の延伸に施策が推進される時代になり、関係機関が全国の市町村で、
温泉を活用している人とそうでない人の健康度やかかった医療費等について比較調査をした結果についてお話をしました。
温泉利用者の方が、健康度が良く、支払った医療費も少ないと言うことから、いかに健康寿命を伸ばすかについて、具体的な例を上げながらお話をました。

同時に温泉とお風呂の歴史やその違い、また温泉とは言っても、それぞれが異なることや
入浴方法が違う事、更には温泉の楽しみ方、そして少子高齢社会が深刻さを増す今日だからこそ、如何に温泉地を活用して地域住民の健康を推進するか、
また温泉を活用しヘルスツーリズムで地域の経済を動かすか等と共に、最後は先方のご希望を取り入れて、安全に入浴する方法を含め、入浴事故についてで締めくくりました。

入浴事故は年間17,000人(推定)もの死亡者があり、交通事故死の4倍近いので、特に冬場の自宅での入浴で発生するケースが多いですので、皆さんもお気を付け下さい。

最近の講演会は、パソコンとプロジェクターを駆使し、スクリーン一杯のきれいな画像を見ながらお話を聞くことが多くなりました。

私は画像を見ながらの方が分かりやすいですし、楽しい事が多いので、
私が講演をする際には、同じ方法で原稿を作ります。

原稿作りは時間がかかりますし、エネルギーも必要です。

でも私は、その時間が大好きです。

色々な事に思いを巡らすことが出来たり、発見につながったり・・・

講演会に伺うと、色々な方との出会いがあります。
今回は、ある建築関係の会社社長の前向きな経営スタイルに心を打たれました。
景気回復と言われている経済界ですが、島根はそこまでなってないこと、
むしろ厳しい経済状況の中で、社員とその家族を支えるために、仕事先を県内だけではなく、
県外に打って出ることにされたお話を聞きました。

それは焦らず着実に実績を作りながら、短期ではなく、継続して仕事をするための県外進出です。

社員とその家族について話をされている時の、その社長のお顔を忘れることはできません。

講演会は色々な方々との出会いやふれ合いがあり、またこちらが刺激を受ける機会でもあります。
講演会をおえると、ある意味での安堵感はありますが、毎回、反省をしながら、次への活力にしています。

これからもよろしくお願いします。